嵐山初秋散歩

キックオフ（万博記念競技場 午後4時）までの時間つぶしに、嵐山を散策しました。
京都駅着が朝の9時。JR嵯峨野線に乗り換えて嵯峨嵐山駅へ。
駅には散策モデルコースのマップが置いてあり、親切です。
とはいえ地図片手に歩くのはいかにも観光客然なので、おおまかな位置関係だけ把握して駅を出ました。
目指すは渡月橋経由阪急嵐山駅。2時間弱あるので、1kmほどの距離を大回りしていくイメージです。


北に向かうと勝手知ったる新丸太町通にすぐぶつかります。
いつもクルマで通過するだけだったので歩くと新鮮。地元で人気のケーキ店や隠れたコーヒーの名店が次々に現れます。
片側二車線の新丸太町通は休日のこの時間帯だと通行量が少なく、好き放題アクセルを踏んだ思い出がよみがえりました。
（必ず赤信号に行く手を阻まれた思い出も．．．orz）
ただし、クルマも少ないが歩行者もいない！観光地なのに。
京都で歩いているのは9割がた観光客です。観光スポットから外れると歩行者がいなくなることをこれまた思い出しました。うう、落ち着かない。
身を隠すようにそそくさと嵯峨野方面へ急ぎます。レンタサイクルに乗ったお嬢さんのグループが現れ、ようやく人心地がつきました。
ここまで来たら寄らずにはいられない、嵯峨野森嘉さん。そして店構えを見たらやはり手ぶらでは帰れず、お揚げさん1枚お買い上げとなりました。


適当に歩を進めていくと細くなる道。相変わらず人影がなく、たまに軽自動車が通る程度で心細さが募ります。
やっぱり見栄を張らずに地図をもらっておくんだったと後悔。
それでも何となく観光客相手の店が現れ出し、続いてハイキング姿の団体が何組か見えてきます。やれやれ。
それとなく風情のある建物を発見。

落柿舎だそうです。

修復工事中でした。

俳句をたしなまれる方にはきっと大事な場所なのでしょうね。


里の秋を感じる風景です。

遊歩道が整備されているようすでしたので、次回は装備を固めて時間も取って、もっと長い時間歩いてみたいと思います（気に入ったらしい）。


秋景色を堪能していたら時間がなくなってきました。あわてて渡月橋方面へ。再び新丸太町通に戻ってくると、さすがに人通りが増えています。天龍寺にも琴きき茶屋にも目をくれず、一路阪急嵐山駅へ。

渡月橋のたもとまでくれば、もう迷う心配は（ほとんど）ありません。

この山並みが紅葉に染まるのは、11月下旬くらいかな。嵐山公園には仮説ステージが設けられ、学生さんのような若い方の集団が何かイベントを企画しているようでした。


見どころがいっぱいあるけど道が細くて行き止まりも多い嵯峨野嵐山。次回はもうちょっと下調べして時間も余分に取ってこよう。
ほんの2時間弱でしたけれど、収穫の多いお散歩でした。