2010ヤマザキナビスコカップ準々決勝ホーム鹿島アントラーズ戦

去年この上ない劇的展開で勝利したナビスコ鹿島戦。平日のナイトゲーム、しかもシーチケ対象外ということで観戦を見送ったばかりに等々力劇場に立ち会えず、いささか面白くない記憶がいまだに残っています。同じ轍を踏まないために、今年は休暇を取って用意万端等々力へ。
本日の観戦ポジションはこちらです。
天皇杯に引き続き、Aゾーン。台風が接近し雨風が強いので、写真撮影のためには屋根下確保が必須。ただしオーロラビジョンはかくも激しく見えづらいので撮影は割愛。

都心の冠水ニュースにびくびくしながら出かけてきましたが、雨は降ったりやんだりでそう大降りではなさそうです。昨日までの酷暑が一段階し、風が吹き抜ける等々力の2階席は屋根下でも雨粒が吹き込んできて寒いくらい。
台風＋ナビスコの組み合わせは2007年の甲府戦、台風＋鹿島の組み合わせは去年のアレを嫌でも思い出します。まあどちらも勝ってますから無問題とも言えますが。
それにしてもAゾーンはお子さまが多くてうるさいな、とSゾーンとの違いを噛みしめていたら彼ら選手が入場してくるとゲームをやめてしっかり手拍子とコール。おお、頼もしいぞ。

昨日代表戦に(10分だけだけど)出場したケンゴさんはさすがにベンチスタートで、代わりに天皇杯で得点した横山が先発します。同じく天皇杯で名を上げた小林悠もベンチ入り。ノボリもリーグ戦に久々登場。何よりヒロキがセンターバックに戻ってきたのがうれしいったらない古参サポの心情。
今日は代表監督に就任したザッケローニ氏が等々力ご来訪だそうです。このガラスの向こうにいるのかしらと目を凝らしますが見えませんね（当たり前）。

ケンゴもタニもベンチなので、ゲームキャプテンのユースケ。
キャプテンマークにうほ♪

台風は遠ざかっていったのか暴風雨にはなりませんでしたが、雨は降り続きます。

でも先制。

「今日もいける！いけるんだ」と確信する瞬間です。田坂ありがとう。ほんとうに頼もしくなったね。
でもバスケットケースを歌い終わるころには同点ですよ。

ウチも先制されてすぐ同点、ってときどきやりますけど、やられる立場になると鹿島アントラーズの凄みを実感しますね。しかも得点者小笠原。うー悔しい腹立つー。
しかもユースケが負傷退場です。

かなり痛そうにしていたので（こっちゴール側で守備していたからよく見えた）心配。タニが交替で入り、キャプテンマークも引き継ぎます。

結局前半は1-1で終わり。このままだと敗戦です。「ここで負けたらリーグ戦と天皇杯に集中できて日程も楽になるしいいかな」とか、帰り道の言い訳をちらっと考えてみたりする。ダメダメ！

後半開始。

この席向こう側までよく見えて気に入りました。いつもこのあたりを確保できるなら、来季のシーズンチケットはSゾーンでなくてもいいかしら。などとすでに案内の始まっている2011シーズンの席割りを観戦の傍ら考察してみたり。
今日の試合は攻守ががっちりかみ合って、勝敗抜きでおもしろい。ウチも鹿島さん相手に互角にサッカーできるようになったんだなあ。なかなか勝てずにK点越えのプロモーションしたり、川崎は鹿島のお下がりとか一番楽な試合だったとかバカにされたり、これまでのあれこれを回想して感慨にふけっているとベンチに動きがありました。

この肩幅猫背シルエットは！

ケンゴさんだあぁぁー。「やはり出してきたか（休ませてあげたかった）」という苦い思いと「これで局面を打開できるかも」という期待の狭間で気持ちがゆれ動きます。
でもさっそく仕事したよ。

鹿島の40番の人がこの日2枚目のイエローで退場です。攻め上がるケンゴさんを吹っ飛ばしてファウルを取られました。
ベビーフェイスの憲剛と比べると、どうしてもこちらのお方はヒールの役回りで気の毒と言えば気の毒ではあります。昨季リーグMVPなのに代表に呼ばれないのはそのあたりの事情もあるのか、と邪推してみたり。
で、プレイスキックは田坂とヴィトールが行きます。

コーロキさんも交替なのね。

このタイプ（どのタイプだ）苦手なので、ちょっと安心します。
で、ケンゴさんのミドルシュートで2点目ゲットだあぁぁー（絶叫）
小笠原の退場で相手が10人になってから明らかに好機が増えたので、得点が決まるのは時間の問題だろうと思っていましたが案の定決まるとは。しかも交替で入ってきたケンゴさんが自分で決めちゃうなんて。でき過ぎだー
2-1のままだと昨年に引き続いて延長戦になります。食料も飲み物も雨対策も防寒もばっちりだぜ、延長上等！と気合いを入れ直すも、わが軍は攻撃が絶好調。
「これは90分で決着がつくかも！？」「いや油断は禁物、前もウチダが退場で10人になったときウチは勝ち切れなかったし」と楽観と悲観が脳内で交錯しますが3点目入っちゃった！

なんて理想的な展開。最後DFにサハラが入り、試合を締めにかかります。

アントラーズの最後の猛攻を辛うじてしのぎ切り、ナビスコ準決勝進出を決めました。いやっほう〜
円陣を組んで踊ります。南アW杯のデンマーク戦のときみたいです。てことは中心はイナだな

死闘を制し、逆転で勝利。ああ気持ちいい！
鹿島は強くて、速くて、うまかった。どうして勝てたのかふしぎなくらいですが、何と言っても今日はケンゴさんに尽きます。代表に行ってよい刺激を受けてきたのかな。疲れているはずなのに、何だか生き生きしているように見えました。
そしてゴールパフォーマンスは天皇杯2回戦のヨコの真似。ケンゴさん両手をぐるぐる回してました。ヨコも駆け寄っていっしょにやってたけど、いつ仕入れたのこの小ネタ。

これで次は準決勝なわけですが、日程も対戦相手もノーチェックでした。これから調べてスケジュールを組み直さないと。チケットの予算も確保しないと。そして11月3日は必ず空けておくこと。