天皇杯3回戦 横浜FC戦

日曜日のナビスコ準決勝敗戦ですっかり白けてしまったサポが大量発生した我らが川崎フロンターレ。でもホームで試合がある以上、参戦せずにはいられないというものです。午後半休を取っていざ等々力へ。
平日のナイトゲーム、しかもカップ戦で下位カテゴリとの対戦とあって、出足は低調です。最寄り駅からスタジアムまで、青黒サポを見かけません。J2時代の物好き感がよみがえり、しばし思い出にふけってみたり。
ラルブル・ア・パンでスタ食を仕入れてスタジアムへ向かっていたら、小杉十字路の交差点手前でクラブバスが追い越していきました。いきなり上がるテンション。小杉神社前でも遭遇するし、吉兆だといいのですが。
いつ雨が降りだしてもおかしくない怪しげな空模様につき、メインの予定を変更してバックスタンド一階屋根下に席を取りました（二階は閉鎖）。ピッチの見え方はこんなです。

いや懐かしいわぁこの感じ。最前列にへばりつくお子さま方とか通路でかけっこするお子さま方とか、ますますJ2時代を思い出します。ホームとアウェイの行き来もできるし（一応警備員はいる）、キックオフ1時間前切っても空席いっぱいだ。懐かしい。とはいえ6時を過ぎると仕事帰りとおぼしきオトナの姿が目立って増えて、バックもメインもほどよく埋まってきました。席詰め不要で荷物置き場が確保できるのはありがたい。
アウェイにもご挨拶にうかがうウチのマスコッツ3人。

そしてポジション的にこのお方のウォーミングアップを拝見できるという思いがけない展開に。

この絶好機にカメラ小僧やギャルがもっと群がってもいいんじゃないかと思いましたが、いかんせんここは等々力。それでもかっこよさを惜しみなく発揮していました。さすがキング、プロフェッショナルの鑑。
天皇杯でも川崎市民の歌歌います。ラブミーテンダー歌います。が、バックスタンド一階でも、アウェイ側だとGゾーンのチャントが今ひとつクリアに聴こえません。かつて「フロンターレサポは声が小さい」とバカにされた記憶がまたよみがえります。今日は昔話が多いなあ。
さあキックオフ。

憲剛の代わりに入るのは今日も横山です。

今日はエンドがいつもと同じなので、違和感なく観戦に入れます。
立ち上がりはボール取り放題キープし放題の我が軍。「これは大量得点のパターンか」と、横浜FCサポさんに同情しそうになりましたが心配無用でした。ゴール前に「さあどうぞ」とばかりにボールを置いてもらったのに外し続ける（特に名を伏す）FWのおかげで流れは徐々に横浜FCへ。いちいちファールを取る細かいジャッジと相まって、我が軍のプレーがどんどん萎縮していきます。えー何だこれ、と困惑しつつはたと気がつきました。「この試合、BSで生中継してた！」天皇杯＋BS生中継=アレですよ。横浜FCの皆さんのモチベーションが高いのもむべなるかな。
それでも何とかスコアレスドローで前半終了。ハーフタイムの立て直しに期待しましょう。
さあ後半。

ヴィトールはまたイルカのポーズ。
ところが後半になってもあまり修正されたようすがなく、攻防は一進一退。しかも横浜FCにレンタル移籍中の久木野にゴールを決められてしまいました。

ナビスコ準決勝ならまあこのあたりが負け時か、と腹を決めるのもありでしたが、さすがに天皇杯の三回戦で力尽きました、はトップカテゴリとしてやったらダメだろうと肝が冷えます。
タイムアップ間近になってジュニーニョの同点ゴールで息を吹き返し

一気に逆転へ、と期待が高まるものの、しぶとく守られ延長戦へ。

明日は仕事なのに勘弁して〜と泣きそうな展開になりました。でも意外と皆さん帰らない。そうか必ず逆転すると信じているんですね。勇気百倍。
延長戦は休憩5分でもリセットできたようで、立ち上がりからチャンスを作ります。何だやればできるじゃない。
そして菊地に代わって85分あたりに交替出場の楠神が逆転ゴールを決めて、ようやく勝利ー

今日も神っぷりを遺憾なく発揮しました。
終了間際にゴールを割られてアウェイ側が一斉に立ち上がって喜びましたが、これはあえなくオフサイドの判定ってことで（助かった…）。
ああ勝ってよかった。さえない試合だったけど、トーナメントは勝ち上がることが大事です。

4回戦のお相手は、一足先に勝利していたモンテディオ山形でした（忘れてた）。

山形とはリーグ戦でこの週末試合があるのに、1ヶ月先に天皇杯でも当たるのね。カップ戦の妙味とでも言いましょうか（言わないか）。
しょっぱい勝利だったけど、まずは喜びましょう。

インタビューに呼ばれる楠神の後ろ姿にキュン。


それにしてもひどい試合でした。ナビスコ敗退の反省がまるで見られず、勝ったことだけが収穫でした。憲剛とテセとエイジがいないとウチはJ2レベルなんですね。
横浜FCの守備はチェックアンドチェイスが徹底していて、ウチがボールを持つとすごい勢いで寄せてきました。フロンターレはあんまりやらないよね。日程が厳しいから体力温存のためなのか、とも考えましたが、余裕かましていないでもうちょっとひたむきにボールを追ってくれたらいいのに、と思わずにはいられませんでした。次行こう、次。