天皇杯準々決勝 ベガルタ仙台戦
この遠征が楽しみで、朝5時に起きてしまいました。遠足前の小学生か私は。
昨夜の雨が残って曇り空の朝でしたが、東京駅に向かうにつれて明るくなり、東北新幹線発車ホームでは丸ビル新丸ビルの合間から青空ものぞきます。
仙台の友人からは雨が上がってきたとメールで連絡がありましたが、念のために日立台セット(ポンチョ+ビニール袋+ぬれても惜しくない服と靴)で出かけました。
初めてのユアスタ。今日の観戦ポジションはこちらです。
ホーム自由席南のメインスタンド寄り。コーナーフラッグ付近を狙っていたのですが、そちらはSAゾーンだったようです。
球技専用スタジアムでピッチが近いという評判ですが、近いだけなら日立台の方が。
チケットは完売と聞きましたが、キックオフ1時間前でも席を選ぶ余裕がありそうなアウェイゴール裏でした。
屋根が覆う範囲が予想より広く、これならよほど前に行かない限りは多少の雨ならしのげそう。
収容人数は2万人ほどだそうです。スクエアにまとまった感じの良いスタジアム。
青空も見えてきました。
ピッチの見え方はこんな感じ。
手すりが視界を遮りますが、ピッチにはかからないので気にしない。
キーパー練習が始まります。
リーグ戦のときより、気持ち遅めのスタートかな。
ミカン色でも黄色でもない仙台のゴール裏。
ベガルタゴールド、でしたっけ。ついカニ●ップ色とか言ってしまいそうです。(他意はありません、がロゴ入りレプリカユニをいまだに着用しているサポをみてちょっと引き)
キックオフ30分前からもうメンバー紹介が始まります。フロンターレはテキストだけというばりばりアウェイ扱い。
天皇杯は中立だとばかり思っていましたが、違うのかしら?サブはこちらです。
No.11 ヴィトール・ジュニオールが久々の登場。噂には聞いていましたがへえぇぇーって感じです。
広島レンタル決定のヤマがサブに入っています。モチベーション的にどうなの、とちょっと疑問。
キックオフ前に球回し。
客席の半分から向こうが、きれいにベガルタゴールドに染まっています。
試合前に円陣。
今シーズン何度目でしょう、この光景。今年は本当によく観戦にきたなあ。
さあキックオフ。
久々先発のクロツに期待が高まります。
エイジの後ろ姿。
立ち姿の美しさはアスリートとして必須でしょう(超個人的見解)。
前半立ち上がりは向こう側ばかりでボールが回り、「これはハーフコートゲームになるかも」とJ1リーグ準優勝の力をユアスタの皆さまに見せつけて差し上げる展開にわくわくしましたが、その期待も10分くらいでしぼみました。幾度となく自陣に攻め込まれ肝を冷やす場面が続出。ベガルタのシュートの精度が低くて助かった〜
と安堵のため息を何回か繰り返しているうちに、やっぱり得点されてしまいました。
No.13 中島なんて知らないわよ。(ぷんすか)
このまま前半終了です。
ほくほくとハーフタイムに突入したであろうベガルタゴール裏。
まあ今のうちに喜んでおきなさいね、と後半の逆襲を誓うより、わが軍の覇気のなさが気にかかるハーフタイムでした。
やっぱりリーグ最終戦でタイトルを逃してしまったことが響いているのでしょうか。関塚監督建て直しなるか。
さて後半です。交替はありません。
ベガルタの前線はみんな平瀬に見えるなあ、なんてへらへらしていたら、
ほんとうに来ちゃった!
ウチもいつの間にか田坂out木村inだったのですが
画像どころかテキストの紹介もアナウンスすらありませんでしたどういうことですかユアテックスタジアムさん(怒
プレースキックに向かう木村。
思わずケンゴ交替してたっけ?とメンバー表を確認してしまいました。今日はフィールドにケンゴがいても、プレースキックはすべて木村が蹴ってました。今日はそういう試合なの?
ベガルタのキーパーユニ、色がかわいいよね。
思わずグッズ売り場でこのお色目のタオルマフラーを買って帰りたくなりました。がまんがまん。
意地もプライドも見せられないまま後半の残り時間もわずかになったけど反撃なし。
今シーズン最後の試合はユアスタだったか、と腹を決め、帰り道の算段を始めたあたりで
なんと村上の同点弾が決まってしまいました。
元ベガルタ主将で解雇になった村上が、フロンターレの選手として古巣相手に決めるなんてそれはできすぎでしょう。しかもロスタイム。
見たか仙台、これがフロンターレだ!とばかりにわき上がるアウェイ。このときばかりはしゅんとした(かもしれない)ホームゴール裏。
すぐに延長の準備に入ります。
この後全員参加の大円陣を組んだのですが、画像は撮りそびれました。だってずっとチャント歌ってたんだもーん。
「オー、フロンターレー、オー、カワサキオーオー」これ前やったの関塚さんが不整脈でリタイアしちゃった直後の柏戦でしたね。
あの時はハーフタイムに歌い続けて後半みごと逆転勝利したんですが、もちろん今回も、と意気上がります。
さて延長前半。殊勲の村上outイガーさんin。
「天皇杯はうっかり勝ち進むと来季の調整がたいへんだし、ここは負けでもいいや」といったん見切ったのは10分ほど昔の話。同点に追いついたからには当然勝って帰る気満々です。
キタ!ヴィトールジュニオール。
レナチさんと交替です。
でも得点できないまま後半へ。
延長戦なので、ハーフタイムはありません。すぐ延長後半開始。
チャンスがあっても決められない。決まる気がしない展開が続きます。
雨が心配されたユアスタは、空が明るくなってきました。
さらには晴れ間まで。
覚悟していたほど寒くもなく、観戦にはまずまずの天候となりました。
で、また向こう側のゴールで決められる、と。
誰かと思ったら平瀬ですかそうですか。
終了間際のFKのチャンス。これも木村が蹴ります。来季への伏線なのでしょうか。
絶好の位置だったのですが、そうかんたんに決まるわけもなく。しかも何か相手ともめて時間ばかり過ぎていきました。
むざむざと敗戦。
負けるべくして負けた試合でした。
もちろんゴール裏に挨拶には来ますが、
なんだかなあ。
もちろんブーイングは出ませんが、怒る気にもなれず、といったところでしょうか。はるばる遠征してきたのにこのざまは何。
リーグ戦最終戦までいきながら今年もタイトルを取れなかったダメージは、1週間程度では回復できなかったんですね。「切り替えろ」って言ったってそれは無理だわ。
別に天皇杯取らなくてもACLの出場権は確保できてるし、うっかり元旦まで引っ張っちゃうと次のシーズンの入り方がむずかしくなっちゃうからここは負けでもいいです。
ここはひとつベガルタさんに花を持たせて差し上げて、国立競技場でガンバだかアントラーズだかと対戦してもらいましょう。
この後ベガルタサポと牛タン食べに行くことになってるから、今日の勝利の見返りに盛大におごってもらえるだろうという計算もできるし。うん、悪くない。
なあんて黒い思念に取りつかれていましたら、あらベガルタの皆さんがこちらに挨拶にいらっしゃいました。
等々力のレノファ戦のようにバンザイしてベガルタコール、とはさすがにいきませんでした(期待していた)が、ちょっと機嫌がなおりました。
それでも負けておもしろいわけがなく、とぼとぼと後にするユアテックスタジアム。
「来シーズン覚えてなさいね」と、暗く誓って駅に向かうのでした。