明和電機 「WAHHA GO GO 開発ドローイング展」

明和電機アトリエ看板

忘れないうちに書いておこう。「WAHHA GO GO 開発ドローイング展」


Twitter明和電機社長のつぶやきを読んで、「これは行かねばならぬ」と武蔵小山のアトリエまで出かけてきました。
東京ミッドタウンにあるWAHHA GO GO本体ではなく、ドローイングを見に行くというところが我ながら屈折してます。
笑う機械、WAHHA GO GO。
会場にはプロモーション映像が流れていましたが、その笑いっぷりに思い切り脱力しました。
お目当ては1枚5万円から販売してくれるというドローイング。
明和電機を支持する/応援する気持ちをかたちにしたい。
よい出会いがあれば、と期待して赴きました。


武蔵小山に行くのは初めて。東急目黒線に乗るのも初めて。
未経験の旅程は、それが短いものでも実にわくわくします。


Google mapであらかじめ駅からのルートを確認しておき、西口に出ます。
いきなり立ち飲みの焼き鳥屋さん。繁盛してます。
全然整然としていない駅前でさっそくうろたえますが、大きなアーケード街があったのでとりあえず中原街道に向かって南下します。
中原街道...武蔵中原駅から等々力に行くときいつも歩いているけど、ここまで通じているんだ、と感慨にふけってみたり。


どこまでも延々と続く(ように感じられる)アーケード街。
人通りも多く、まっすぐ進めないくらいです。
「元気な商店街」として紹介されることの多いストリートだったかしら?とどこかで読んだ記事の記憶がよみがえります。
ただし今日の目的はショッピングにあらず。
めざすアトリエはいずこ。


結局アーケードのはずれまで突き抜けてしまいました。
道標も何もなく、夕暮れて心細い気持ちを抑え、ランドマークを探します。
中原街道まで出てしまえばあとは心得たもので、アーケード街の1本西側の通りを逆走すれば目的地です。
品川区って世田谷とずいぶん趣が違うなあ、とむやみに感心しながら歩きました。


ギャラリーのような「見せる空間」を想像していたのですが、明和電機のアトリエは倉庫っぽい感じでした。
整然と並んだドローイング。ディスプレイのごとく置かれた工作機械。
「う、この機械勤め先にありそう」と、職人ラヴ気質が騒ぎます。
受付のお嬢さんは明和電機の作業服着用。これ職場用に欲しいんですよね〜、特例で認めてもらえないかしら。
工場長、お願いします!


お目当てのドローイングを1点1点見ていきます。
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自宅に飾れるような温厚な画風じゃないなあ。
使徒みたいだし(パターンオレンジ!)。


ドローイング購入は不気味すぎて断念したものの、こんなかわいらしい新製品もありました。
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オタマトーン』ですって。
見本が置いてあったので、おそるおそる触ってきましたが、サンプルらしく音は出ませんでした(残念)。


帰り道はもう要領がわかっているのですいすい駅までたどり着けます。
収穫の多い、たのしいミニトリップでした。
明和電機はやっぱりおもしろい。これからもフォローしていこう、と堅く決心して帰宅しました。