イル・ギオットーネ セコンドピアット

大トリを務めるセコンドピアットは
シャラン産鴨ロースの炭火焼きとフレッシュのいちじく、ルッコラのサラダ仕立て
でした。
これまで懐石コースのように、少しずつ盛られたうつくしいお皿がタイミングを計りながらやってきたのですが、7品目ともなると正直言ってお腹いっぱいです。
私のテーブルは女性ばかり。健啖家というよりはみな美食家で、最後のお皿は食べきれなかった方もおいででした。
私もフルコースのときはいつも各皿の量を減らしてもらっている口なので、「おいしいけど多すぎかも」と何ともぜいたくな不満をいだきそうになりました。
が、
このお皿は前の6品のどれにもひけを取らないすばらしさ。
ほとんどレアな焼き加減の鴨は炭火の風味が香ばしくやわらか。
フレッシュいちじくはとろりと甘く、喰わず嫌いの私でも全部平らげました。
もっとお腹を空けておけばよかった。失敗失敗。