ベッカライブロートハイム ガレット・デ・ロワ

ベッカライブロートハイム ガレッド・

むかしむかし(40年くらい前)、フランス菓子の本を読んでいて出会ったガレット・デ・ロワというお菓子がありました。
フランスのお正月のお菓子で、パイ生地の中にアーモンドクリームを入れて焼いたものだというのですが、それのどこがおいしいんだろうと子ども心に不思議に思ったものです。
だってホイップクリームもフルーツもチョコレートも使わないんですよ?
そんな地味なケーキを喜ぶというフランス人のセンスが理解できませんでした。
が!
私も大人になり、舌が肥え、クレムダマンドを使ったお菓子と聞くと、「うほほ、おいしそう」と舌なめずりするようになったわけです。
ガレット・デ・ロワもここ数年すっかりポピュラーになりましたね。
2009年のお正月に試したのは、桜新町の名店ベッカライブロートハイムのガレット・デ・ロワです。
お正月の食パンの予約に行った際、
【ガレット・デ・ロアの御予約承っております】
なんて書いてあるのに気づいたら、これは食べてみなくては!と思うのが人の情というもの。
本来は1月6日のお菓子だそうですが、大晦日に受け取ってきました。
焼き菓子だから日持ちしますしね。
ここのガレット・デ・ロワときたら、パイの香ばしさがすばらしいです。
バターの香り高く、さくさくの歯ざわり。
クレムダマンドはブランディ(?)の風味。
1台買って、1台大人食べ。
これでよく正月太りにならなかったものです。