2010Jリーグ第23節 湘南ベルマーレ戦

平塚競技場に来るのは2回目です。前回はJ2で、昇格を左右する大事な試合でアウグストが得点したのに勝てなくて、泣きながら帰った記憶が。今回は車ではなく電車なので、駐車場の心配をしないですみます。
とてもとても楽しみにしていたのがベルマーレスポンサーのサンクトガーレン様が提供する湘南地ビール『湘南ゴールド』。これを生で提供すると聞いては下戸の私でも挑戦しないわけにはまいりません。前日にtwitterで湘南サポさんにビール売り場を教えてもらっていざ出発。
平塚までは1時間半ほどで到着します。スタジアムまでは歩ける距離なのですが、駅前で案内をしていたスタッフに道順を尋ねると、徒歩はあまりおすすめしたくなさそう。こちらも遠出してきていささか心細くなっていたのでシャトルバスを使うことにしました。
バスを降りて人波について行くとフードパークが現れます。あちこちで焼き物類の煙が上がり、香ばしい香りが漂って食欲をそそります。青黒サポがむやみに多いなあ。
フードパークからさらに奥へ進むとスタジアムが現れます。前に来たときは虫に刺された覚えがありましたが今日も気がつけば何かが寄ってきてました。
ベルマーレビールも無事に手に入れアウェイ指定席へ。

今日の観戦ポジションはこちらです。

陸上トラックがじゃまだけど高さがあってそう悪くありません。ただし大型ビジョンがありません。おっとびっくり。
来た！ベルマーレクイーン。

客席に記念品を投げ込みます。こっちにも…来るわけないよね。でもふろん太は来た。

成り行きとはいえキングベルおじいちゃんと「勝つぞベルマーレ！」はいかんだろう。と、アウェイゾーンからは散々突っ込まれてました。
悪夢のようなF・マリノス戦から1週間、オフをはさんで休養充分な（はずの）我が軍がアップを始めます。

下位に低迷しているとはいえ侮れる相手ではないベルマーレにどんな試合を見せてくれるか。今日が誕生日のこの人（註：イナですよ）にふろん太入団後初ゴールの期待が集まります。

メンバー表も人力で差し替えるアナクロ式。

今日ふろん太的にポイント高かったのは、湘南のスタジアムMCさん。リザーブ紹介時のアナウンス『ノボリザカ』です。空耳かと思ったよ。一瞬「？」だったアウェイ方面からは、苦笑混じりのゆるいブーイングが起こりました。ノボリはくれぐれも次回のヤンフロから使ったりしないように。
さあキックオフ。

菊地が警告累積で出られないため、CBがNo.2 ヒロキとNo.3 サハラのなつかしコンビです。これって何年ぶり！（でもない？）でもサハラの守備ってイガーさんに負けず劣らず怖いんですよね。やらかさないでねお願い。
なんて気をもんでいる間にするすると得点しちゃいました。

またジュニーニョ。何だか前節のF・マリノス戦の再現のようです。まわりでも「そしてまた逆転されるんだよね」と自虐ネタがちらほら。だっ、だめだよそれ言っちゃ。
でも今日は、前半のうちに続けて2点入りました。あちら側だったので誰がゴールしたのかよくわからなかったのですが、ボールが枠内に入ってネットを揺らしたのはしっかり見えました。よしよし。
朝からさわやかに晴れて、天気予報でも「今日は夜まで雨の心配はありません」と断言していたのでまったく雨具の心配をしていなかったのですが、なんと試合前半の途中から雨が降ってきました。えええーさっきまでお月さまが見えていたのに。ポンチョ持ってきてないよ。
けっこうしっかりした雨粒でうろたえましたが、気温は高いし風も吹いていないから濡れてもまあいいか、と雨除けに新聞をひざに広げ、荷物は椅子の下に移動して観戦です。この雨、試合中強くなったり弱まったりしながら降り続いたため、カメラ撤収。ですのでいきなり後半が始まります。

湘南イレブンがなかなかスタンバイしないので、ストレッチを始めたヴィトールの図。アシカのポーズ。
前半終了間際に集中を欠いた守備で失点したものの、後半開始まもなくの憲剛のゴールを皮切りにヴィトールJr.、小宮山と3得点で圧勝です。観戦ポジションがGKの真横だったので、わが軍のゴールラッシュを堪能できました。毎回かくありたいものですな。
さらに敵ながらベルマーレGK野澤のセービングがすばらしかった。

神セーブ連発で、あれがなければあと5点くらいいただけてました。いやほんと。ウチがシュートを次々浴びせるからリズムよく守れた、っていうのもあるかとは思いますが。ああいう気持ちのこもったプレーはいいですね。大量得点の後ろめたさがちょっと緩和されました。
いただけない失点はあったものの、6-1のスコアは平塚の3分の1を占めたアズネロサポーターを満足させるのにじゅうぶんでした。試合後はイナを呼び戻してゴール裏みんなでハッピーバースデイを歌います。ケーキの入った箱を下げて照れ臭そうに戻ってくる稲本をカメラに収めようと、イナギャル（？）がフェンスに押し寄せ人気のほどを実感。
平塚競技場の運営は、スタジアムはもちろん駅の案内からシャトルバスの係の方まで明るくきびきびとしていて、たいへん好感が持てました。スタジアムグルメも充実してるしまた行きたいなあ。